こんにちは、門野まもりです。
このwebサイトではエンタメ繋がりという事で、観た映画の感想なんかも残していこうかと。
とは言っても、私はあまり劇場で新作を見るタイプでは無いので、主にAmazon Primeなんかでの過去作品の視聴になるかと思いますが。
また、ゲーム同様、ネタバレにならないように配慮していきます。
作品の概要
Amazon Primeリンク: https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00XZMABJU/
2014年に公開された「ティーンエイジミュータントニンジャタートルズ」Teenage Mutant Ninja Turtles(通称TMNT)シリーズの作品です。過去にTMNTシリーズは色々なアニメ化、映画化がされていますが、この作品はいわゆるリブート作品で、どの作品ともストーリー上の繋がりはありません。
このシリーズの歴史は古く、1984年に原作であるアメコミが出版されてから、1980年代後半から90年代はじめの頃、日本でも人気があったシリーズです。X-MENなどのアメコミアニメが流行ってた時期ですかね。
ファミコンなどにもゲームが出ていて、私はそっちの方からこの作品を知りました。
さて、TMNTってなんぞや?という感じですが、直訳すると「若くて変異種なニンジャ亀」です。知っている人からすればまんまですね。
主人公となる4人組の亀ニンジャは、ミュータジェンと呼ばれる謎の薬品の力で、小さな亀から人間大の大きさに成長、また人語を話せたり、強靭な体力を持っていたりと、特殊な能力に開花しました。
作品によってブレはあるのですが、彼らを育てたのは同じくミュータジェンによって特殊能力を得たネズミ、スプリンター(通称スプリンター先生)です。
スプリンター先生はとても優しく、厳しい心の持ち主で、亀達を厳しく指導します。
「心・技・体」と全てを併せ持ったニンジャとなるように育てますが、まだまだ遊びたい盛りの亀達、体は強くなっても心は子供、色々な問題を抱えています。
舞台はニューヨーク。
スプリンターと因縁のあるシュレッダー(作品によっては沢木と称される)が率いる悪の「フット団」が様々な悪事を働く。
闇夜に紛れその悪事を裁くは、ニンジャ亀であるTMNT。
さてさて、次なる事件はどんな方法で解決するのでしょうか?
キャラクター紹介
レオナルド:4人のリーダーであり、冷静沈着…を装っている。基本的には真面目くんだが、たまにおっちょこちょいな一面を見せる。武器は剣、イメージカラーは青。
ラファエロ:熱血漢、短気、暴力的。だけどもそれは感情の表現が苦手なだけで人一倍みんなの事が好き。てぇてぇな!武器はサイ。イメージカラーは赤。
ミケランジェロ:お調子者、お子様、マイペース。いわゆるトラブルメーカーだが、ムードメーカーでもある。武器はヌンチャク。イメージカラーはオレンジ。
ドナテロ:機械オタク、チームのメカニック担当。シリーズを追う毎に技術力が向上していく。TVアニメシリーズでは、彼が作るヘンテコマシンが割と楽しみだった。武器は棒。イメージカラーは紫。
スプリンター:作品によって、日本人と合体したり、魂が宿ったり、ただの日本オタクだったりするネズミ。健康だったり病弱だったりもする。設定がブレがちなスプリンター先生だが、基本的には良い人なのでファンは納得する。英語音声でも「センセイ!」って呼ばれてるのが良い感じ。
シュレッダー:スプリンターの宿敵。ニンジャに対してモチーフは侍。アーマードサムライ。やたら強いので勘違いされがちだが、シュレッダーはミュータントではない。恐ろしい。TMNT作品においてシュレッダーがどれだけ強く格好良く描かれているかは私の評価ポイントのひとつ。古いアニメ版では謎のエイリアン「クランゲ」と、へっぽこな部下達に振り回される「やるせない中間管理職」な一面が見れる。カワイイ。
エイプリル:TV局の女性リポーター。TMNT達の正体やフット団の悪事を暴こうとするジャーナリスト。作品によってはかなりゲスい。
映画としての評価
最新のVFXを使用して再現されたTMNTは、なんとも絶妙なキモさを見せる。デザインがムキムキマッチョに描かれているのもキモさに拍車をかける。
人では無いが、微妙にカメでも無いような…そんな見た目に耐えられるのであれば、この作品は楽しく見る事が出来るだろう。
TMNT作品にとって大事な要素である、キャラクター性、ニンジャアクション、シュレッダーの強さ、高いレベルで表現されており、原作への愛も感じられる。
アクションシーンはVFXと実写をうまく融合させており、今までの作品にはなかったスケールのエンターテイメントになっていると思う。
個人的な見どころは「スプリンター先生の格闘シーン」だ。
色々な作品でスプリンター先生はTMNT達の指導者ポジであり、自ら率先して戦う事をしない。
だが故あってこの作品ではスプリンター先生の格闘シーンが見れる。
TMNT達のアクションにはニンジャをベースとした自己流アレンジが入ったアクションなのだが、スプリンター先生のアクションはまさにニンジャそのもの。
カラテアクションが好きならば一見の価値はあるだろう。
逆にマイナスポイントをあげるとすればストーリーだろうか。
リブート作品ゆえ、世界観やキャラクターの紹介がメインになりがちである。
その為なのかは分からないが、ストーリーはかなりシンプル。
裏読みなどは必要なく、想像したままにストーリーが進展していく。
まぁTMNT作品で奇抜なストーリーをやられても…という感じはあるが、若干のひねりは欲しかったかなぁと思う。
まとめ
なんだかんだ書きましたが、とても楽しく見れた作品です。
アメコミが好きな方、格闘アクションが好きな方、ド派手なアクションが好きな方などにおすすめできます。
今はレトロゲームとなってしまいましたが、ファミコンやスーパーファミコンにもTMNTを題材としたゲームが出ています。
ゲームネタの一つとして、観てみるのも良いのでは無いでしょうか。
それでは!かどまもでした。カワバンガ!
コメント